はじめに:申請メンバー構成と当時(2015年12月)の状況
- パートナー・中南米人・日本滞在歴10年(メイン)
- わたし・日本人(spouse=配偶者として登録)
- どちらも平成生まれの日本企業に務める社会人
- 海外移住について特に話し合ったことはなかった
(私が勝手にあと2、3年以内にどこでもいいから海外に住んでみたいと思っていた) - 未婚、子供なし。
結婚することはなんとなく決まっていた状態。 - エージェントの利用なし、自力で全部申請処理
とりあえずのゴール(結果:2018年5月)
- カナダの永住権(Permanent Residence of Canada)の獲得
- BC州への引越し
(義理のお兄さん家へ居候) - エスクプレスエントリーの獲得スコア(点数):400点後半
- 永住権獲得にかかった総額
約130~150万円 金額内訳
画像出典:Home - Canada.ca
本題:Express entry申請から、 CANADAに移民するまでの流れ
申請までの経緯
- 2015年12月:彼のお兄さんち、カナダへ旅行。
その後すぐにお兄さんから
『新しくできたエクスプレスエントリーっていう制度があるよ。カナダからのジョブオファー(仕事)とか関係なしにスコア&招待制で永住権もらえるから、申請してみれば?』
と教えてもらい、早速申請することに。
エントリーエクスプレスは、2015年1月1日より新しく導入された移民採用モデル。
ざっくりというと、個人のスキルや経験に合わせてポイントが与えられ、そのポイント・内容をみて移民局が「永住権を申請していい権利」を与えてくれる制度(システム)。
詳しくはこちらで紹介されています。
申請から移民までの流れは大きく5ステップ。
- 申請・プロフィールの作成
- ITA(Invitation to Apply)がきてから90日以内に、永住権申請書類を提出
- 手紙(Confirmation Letter)が来てからカナダに一時入国・PRカードの受け取りまで
- 出国準備
- 入国・移住 (PRカードの受け取りから5年以内にカナダ国内に2年住む)
申請から入国まで約2年5ヶ月。
時系列はこんな感じ
- 2016年1月〜:申請準備開始(申請できたのが3月)
- 2017年1月末:ITAの受け取り
- 2017年9月:Confirmation Letterの受け取り、10月一時入国
2018年1月: PRカードの受け取り - 2018年4月:出国準備
- 2018年5月:入国
※本記事の内容には、抜け漏れ・現在の制度の変更・記憶の間違いがある可能性もありますので参考までにご覧下さい。
STEP1: 申請・プロフィールの作成
- 2016年1月:Express entryの申請に必要な準備を調べ始める。(情報収集)
申請にあたり、Express entryのシステムに自分のプロフィールを作成していく。申請者にパートナーがいればspouse(配偶者)として登録する。
(結婚しているかどうかは関係ない)。
プロフィールの作成は1回で終わらせる必要はなく、埋められるところからどんどん埋めていき、更新するたびにその状態で審査してもらえる。
(何個か審査されるために必須の書類はある。)
具体的に埋める項目は
- 婚姻関係
- 年齢
- 最終学歴
- 公用語(英語・フランス語)のレベル(IELTSを受ける)
- 職歴・ジョブオファーがあるか、など
それぞれ自己申告で記入するのではなく、証明書を集める必要があるので、すぐに開始。
平日の仕事をしている人は、国や学校、銀行などと平日に連絡を取り合わなければいけないから、有給をとったり隙間時間を活用していく必要がある。
- 2016年1月初旬:スプレットシート にまとめだす。
とにかく集めないといけない書類が多かったので、一旦エクセルに書き出しました。
こちらがその時作ったスプレットシート 。
(それぞれの項目ごとにリンクなどもついてる。)
タブの「書類」には先に集めるものとSTEP2で集めるものも混ざってる。
というか、ほとんどはSTEP2で集め出したもの。
(抜け漏れ、使い途中なので、まあこんな感じかという参考までにご覧いただければ幸いです。)
- 2016年1月半ば:IELTS(アイエルツ)申請
IELTS(アイエルツ)公式テストセンター | 公益財団法人 日本英語検定協会
2016年2月半ば:筆記試験日
(ライティング、リスニング、リーディング)
2016年2月翌週:peaking試験日
1度申請を決めたからには、とにかく早く書類を揃えて申請を進めたかったので、1番最短日程で予約した。
-
2016年1月半~2月半ば:英語の勉強・IELTS試験対策
IELTSのスコア = Express entryのポイントとなるので、点数をよくするために勉強。
わたしは3年前くらいに受けたTOEIC350点くらいの人間なので、必死だった。試験申し込みから試験日まで約1ヶ月だけしかないので、毎日仕事の前後に試験対策をする日々。
1つは、DMM英会話でIELTSの教材・レッスンがあったのでそれを毎日欠かさずやった。
毎朝6:30におきて会社へ行く前25分と、帰宅後に25分。合計DMMは1日50分。
もう1つは、仕事から帰った夜は IELTS実践トレーニング
それから、隙間時間にReal英会話
彼は英語が第2言語でネイティブレベル。
それでも試験対策はした。
いくら英語ができる人でも、
IELTSは時間制限の中、問題量も結構あるし、特典が稼ぎやすいライティング・スピーキング方法があるから、出題パターンを知っておく必要はあるみたい。
- Proof of Education (大学の卒業証明、成績表の発行)
2016年1月下旬:彼の専門学校、大学、私の大学の卒業証明と成績表(英文・日本語)を発行してもらった。
2人とも同じ大学だったので手続きが1回でできてラッキーだった。
-
Proof of Education に WES(World Education Services) をつけてもらう
「この成績表は成績として認めますよー」という証明をWESにしてもらわなければいけない。World Education Services Canada: International Credential Evaluation
で、これは大学を通して、WESに送ってもらう必要があったので大学に電話して相談。
「wes academic records request form」という紙をまず大学に送る。
それから大学側に「wes academic records request form」と成績証明書をWESに直接送ってもらう。
この時に、2人の書類を1度にお願いしていたので、それぞれに割り当てられた「WES Reference No」を間違えないように念押し。
それから、WESの説明には、「封筒のとじるところに印とサインが必要」と書いてあったので、印は必須で、サインは可能であればお願いします。とお願い。
2016年2月初旬に発送が完了したと大学から連絡が来る。 -
その後2週間くらいでWESからメールがきた。手紙も届いた。
We are pleased to inform you that your evaluation report (ECA) was completed on 02/23/2016 and can be viewed online. The paper copy of the report will be shipped to you by the end of the business day.
- 2016年2月後半:このくらいの時期に、実家に帰って親に海外移住検討中だよと報告
まあ受かるかどうかもわからないから、受かってから色々話し合おうね!
とサクッと報告 - 2016年3月初旬:IELTSの結果がわかる (9.0が満点)
彼: Listening 9.0・Reading 8.5・Writing 7.0・Speaking 8.0
私:Listening 5.0・Reading 4.0・Writing 5.0・Speaking 5.5
ネイティブ並みの彼でもWritingとSpeakingはやっぱ点数あげるコツがあるみたい。
勉強必要だったと言っていた。
おそらくエクスプレスエントリーで申請する人たちは全部9とかなんだろうな。私は受けて点数取るだけで彼の加点となるので、よし。 - 2016年3月中旬:プロフィールの作成・応募完了
大学の書類と、IELTSの結果が揃ったので、
エクスプレスエントリーのWEBフォームにそって埋めて行く。( expression of interest )
あれ、これだけだったかな、、、?
--- ここから一年が経過 ---
- 2017年1月すぐ:やっぱダメだったのかな、、と落ち込む
1年待ってもなんの音沙汰もなし。
調べてみたところ、2015年の永住権取得者の最低ポイントが400点、でも600点でも申請通らなかった人もいるから50%運っぽい、、、と心構えはあったけどちょっとテンションが下がる。
エスクプレスエントリーのスコアも過去最低ライン合格者と同じくらいだったから、スコアを上げないとやっぱり難しいかな?
スコア上げるためにIELTS受け直したり、彼の方はフランス語のテストも受けようかな?。。。など考え出す。
ただ、受け直すとなるとなると2人で約5万円かかるので、結構準備してからじゃないと気軽にうけれない値段。
▶︎値段については後半にまとめました
- 2017年1月初旬:Express entry申請内容を更新
エクスプレスエントリーの申請内容は、いつでも更新ができる。
具体的にどこを更新したかは彼が覚えてないのでわからないけれど、何かは絶対に更新してた。
STEP2 : ITA(Invitation to Apply)がきてからPRカードの受け取りまで(猶予:90日間)
このステップでは、Application for Residence(永住権をオンラインで申請する)を90
日間以内に終わさないと、STEP1のプロフィールの登録から全てやり直しとなる。
あと、このステップでは平日にしかできない手続きが多くて、平日共働きフルタイムの人は有給が必要。
- 2017年1月後半:ITA(Invitation to Apply)のメールを受け取る
更新して2週間後くらいに、ITAを受け取る。
1年なにも連絡ないからもうダメかと思ってたのに、驚いた。
更新したのがよかったのかもしれないけど、関係ないかもしれない。本当にわからない。
でも、小さなアップデートできることでもあればこまめに更新したほうがいいのかも? - 2017年1月後半:スケジュールの作成
とりあえずSTEP1で作った集めるものリストに抜け漏れがないかのチェックと、
全てのTO DOを書き出して、エクセル作成 。
どんどんできるものから進めてく。
- 2017年1月後半:Online Application
内容覚えてない、、 - Birth certificate(出生証明書)の取得
- 2017年2月初旬:住民票の獲得
- 2017年1月後半:Medical exam(健康診断)の予約を取る
この健康診断は、限られた場所でしか受けることができない。
理由は、病院から直接結果をカナダの政府?か移民局かに送るから、提携している病院しかいけないみたい。
場所も少なかったし、予約がいっぱいでかなり待たなきゃいけない病院もあった。(聖母病院で受けた)
申し込み期限近くなってから受けようと思っても最悪予約が取れないことがあるかもしれないから本当に早く電話したほうがいいと思う。 - 2017年2月半ば:1日に4箇所くらい一気に回る。
朝:Medical exam(健康診断)
検査は全部で3時間くらいかかる。
内容は普通の健康診断。
昼:Criminal Record の申請に警察署へ
渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請は限られた警察署でしか出してもらえない。
東京だと千代田区霞が関の警視庁本部庁舎1階。
注意点は3つ。
・お昼営業してない。
(営業時間:8:30-11:00 13:00-17:00)
・申請は本人しかできない。
(受け取りは別日。代理でも受け取りはできる)
・必要書類を忘れないようにする
(持ち物については警視庁サイトで)
夕方:取引推移表と、bank statementの獲得をしに銀行2箇所へ行く
銀行の書類申請は本気(まじ)でめんどくさかった。
2箇所銀行持ってたから、取りに行ったけどまずいつもの時と同じだけど、待ち時間が長い。
それから、希望する書類に関してあまりスムーズに案内が来なくて、とにかくまった。どこかに確認の電話を入れたりしてた。bank statementはうちで出したことないとか言われたり(そんなことってあるのか)。。。よく覚えてないけどこれも時間がかかる&実際の受け取りまでに時間がかかる(あとで郵送できた)から早めにやったほうがいい。
さらに、銀行が日本語の書類しか出せない場合は、翻訳依頼をしなくてはいけない。
(ここでももちろん時間がかかる。)
わたしは取引推移表の翻訳依頼することになった。
これでクタクタの1日が終了
- 2017年2月下旬:無犯罪証明書の取得(無料)
警視庁本部で申請から2週間後、結果を取りに再度警視庁本部へ。
受け取りは本人じゃなくて代理でも書類を持ってけば受け取れるので今回は私だけで行ってきた。
朝8:30からやってるからものすごく早く行って、スムーズに終わり、出社前におわせた。
もらった封筒にはこんなことが書いてあった。
開封無効:要求機関に提出する前に開封した場合には無効になります。
エクスプレスエントリーの申請には、ネットでスキャンした画像をアップロードする必要があったので、普通に開封した。
- 2017年2月初旬:パスポートの更新について迷いだす
申請するパスポートは、
「6ヶ月以上の有効なパスポートで申請を出した方がいい」という情報を見つける。
彼のパスポートがあと4ヶ月(6月)で切れてしまうからパスポートの更新をしたほうがいいけれども、あと75日でSTEP2申請締め切りという状況。
しかも彼の国は中南米。
日本にある大使館だけでは更新できず、郵送しなければならない。
パスポートが輸送時にロストする可能性もあるので、最悪に緊張する状態。
けどやったほうがいいと判断し、パスポートの更新をした。
- Proof of Relationship (関係性の証明)
彼が代表者でわたしが、配偶者として登録。
その際に2人の関係を証明する書類を提出する。
婚姻届を提出して入れば、婚姻証明書をもらって翻訳すれば良さそうだけれども、わたしたちは付き合って長い間同棲していただけ。
その場合、カナダは2人の名前が一緒に入って、関係性を証明できる書類があればおkということだったので、アパートの契約書(2回分)の入居者情報を証拠として使うことにした。
ものを捨てられない私は、前回のアパートの契約書もとっておいた。
(使うとは夢にも思ってなかったけどほんとよかった。)
そのためにやったこと2つ。
① アパートの契約書の入居者情報の翻訳
( for Proof of Relationship )
翻訳は、日本の翻訳会社に依頼する際は、「affidavit」が必要らしい。
わたしはバンクーバーにあるCIC、Passport Canada、Transport Canadaなど政府機関へ提出する書類の認定翻訳がある会社を探して、郵送でお願いした。
翻訳は、文字数で料金がどんどん加算されて行くので、アパートの表紙と入居者情報あたりだけを翻訳してもらった。
銀行の取引推移表も一緒に翻訳お願いした。
翻訳をお願いした会社はこちら
② 公証人による交際証明書の作成彼とはcommon law partner (まだ婚姻届を出していない、事実婚というやつかな?)だったので、関係性を証明するための書類(公証人による交際証明書)を作成を求められた。
事実婚、まだ婚姻届を出していなかったので、今まで2回引っ越したアパートの契約書入居者情報に2人の名前がのっているからそれを申請していた。
公証役場というのがどこにあるのか検索してもよくわからなくて難しかった。
友人に相談したところ知っている人がいて、
【渋谷公証役場】東京都渋谷区の公証役場 (東京都渋谷区神南1丁目21−1)を紹介してもらった。公証人の前で自分たちの関係について誓いのサインをした。
- 2017年2月中旬:Employment Letters
勤めている会社、退職した会社どちらにも発行してもらった。
・Resignation certificate (辞表)
・Cretificate of Employment (雇用証明書)
私は小さな会社だったけど、社長に理由を説明済みだったのでスムーズに発行いただけた。
大きな会社で人事部がある彼は、理由を聞かれることもなく、フォーマットもあってすごい楽に発行してもらえてた。
(ただし英語は間違ってたので、もらったらこれもその場で確認するのが吉)
会社に移住を内緒にしている人で、直接社長に聞かなければいけない人は勇気がいる瞬間。
(しかもまだこの時点では、永住権がもらえること保証されてない。落ちる可能性あり) - 渡米履歴とパスポートのスキャンの提出
まず、最初から最近までの渡米履歴提出が求められて、洗い出す作業が最強にめんどくさかった。
パスポートってスタンプ押すページバラバラだし、チケット買うサイトもバラバラだから調べずらい。
仕方なくパスポートのスタンプをポストイットに1つ1つ書き出して、時系列順に並べ替えて洗い出した。
1、2時間かかった気がする。
もう2度と作りたくないから、これもスプレットシート にまとめた。
Express entryカナダの申し込み必要な書類 - Google スプレッドシート
パスポートのスキャンは、スタンプのあるページ全部送らなきゃいけなくて、コンビニでスキャン。
家にスキャナーないから地味に出費した。 - 16歳から今まで住んでいた場所の住所提出
今まで住んでたのが
実家→アパート1→アパート2→アパート3
だったから、4つも提出した。
今まで住んだアパートはどこかにまとめてメモしておくと将来楽になる日も来るかも。
- Digital Photo / デジタル写真の取得
近くの写真サービスのお店に行って、撮ってきた。 -
Letter of Explanation
説明手紙。上記にない情報を伝えるための手紙。 -
Application for Residence
全ての書類と情報を更新して申請。
ここで一人約5万円提出。
確かこのお金は、この後の審査が通らなかった場合は戻って来るお金だった気がする。
STEP3 : 手紙が来てからカナダに一時入国・PRカードの受け取りまで
- 2017年9月:Confirmation of Permanent Residency Letterが届く。
大きい封筒で、
『Medical exam受けてから一年以内にカナダに1回入国してくださいねー』という手紙が届く。
重要だから絶対無くしちゃいけない紙。 - 2017年9月中旬:早速カナダの往復チケット購入。
もう行けるとわかったら、最短日程でチケット手配。
日程が限られてるから、直通便しか取れずどこの会社を使ってもだいたい往復12万円。
- 2017年10月初旬:カナダに3泊5日?
年末年始彼の母国に行く予定があったので、有給を取っておきたかった。
そこで金曜日仕事の後に直接空港に向かい、3連休を使いカナダへ。
カナダの場所はどこでもOK。
お兄さんちのあるBC州へいった。
- 空港で色々質問
カナダの空港に着いたら、旅行するほうじゃなく、移民局?へ(なんて名前か忘れた、、)
空港の中の移民する人が入る部屋に行き、いくつか質問を受ける。
『世界中のどこにも子供はいませんか?』『パートナー以外に隠してるパートナーはいませんか?』とか聞かれた。質問する人たち楽しそうだった、、
- ガイダンスBOOK受け取る
空港の移民の人が入る部屋で、『Welcome to Canada what you should know』というガイダンスBOOKを受け取る。
大学のオープンキャンパスを思い出すカラーコピーの150ページくらいある本。
それから、カナダに入ったら絶対やったほうがいいこと「SINナンバーの発行」「国民保険の加入の申し込み」の説明を軽く受け、薄い紙を渡される。
親切・分かりやすくてびっくりした。
- 日本帰国:あとはカナダの住所にPRカードが届くのを待つ。
- 2017年12月前半:カナダ在住のお兄さん家にPRカードの入った封筒が届く。
計画通り旅行前に無事に届いてすごいハッピーだった瞬間 - 2017年12月:PRカードの受け取り
年末年始、彼の実家で集まる予定がもともとあったので、義理のお兄さん夫婦から直接手渡しでPRカードの入った手紙を受け取れた。
郵送だと紛失・破損などのリスクがあるから本当にラッキーだった。
(一般的な移住とは関係ないけど)関連記事:
▶︎居候するならレシピ持ってこいと言われた、母親直伝のスノーボールクッキー - カナダ移住生活の手帳(居候中)
STEP4 : 出国準備
詳しく書くと長くなるので別記事で。
- いつでも、やりたいときに:日本の口座から海外送金
関連記事: - 決まった時点で:チケット購入(片道チケットにした)
- 日本の銀行口座、証券会社とかの規定を確認して登録情報の変更・解約
日本の銀行は、非居住者は解約してください、っていうルールにしているところが多い。
UFJは条件付きでOK、みずほ、楽天とか、ネットバンクで海外移住者に人気の住信SBIネット銀行とかも非居住者は解約してくださいって書いてあった。 - 決まった時点で:3ヶ月分の保険の購入(カナダの会社のものをネットで購入)
カナダに入国してから国民保険の申請を速攻やっても最低3ヶ月まつから - 決まった時点で:アパート解約申請の申し出(火災保険の解約)
- 2018年1月(出国5ヶ月前):婚姻届提出
彼の独身証明書が手に入ったので、婚約から約1年経って婚姻届提出。
書類に不備があったりするとまたサインしに行かなきゃいけなかったり、
市役所で国際結婚相手の国籍の実績がないと、法務省案件になってそこから質問とか最悪裁判所に出向くことになるらしいから、移住出国前のこのタイミングでやっておいてよかった。 - 出国から1~3ヶ月前:荷物の整理・販売・処理・輸送・パッキング
(荷物の輸送は、郵便局の船便を使用)
- 1~2ヶ月前:歯科検診
- 1~2ヶ月前:かかりつけの病院(皮膚科・内科・婦人科)へ、薬と診断証明(英文)をもらいにいく。
- 1〜2ヶ月前:年金のことは税務署へ相談、住民税については市役所に相談
- 1ヶ月前:電気・ガス・水道・インターネットの解約、郵便局に転送届(普通の引越しと一緒)
- 1ヶ月前:銀行・クレジットカード類の住所変更
- 1ヶ月前:国際免許の取得
CANADAですぐ免許証き換えるなら、どうせ指定の必要な翻訳がいるから、国際免許の取得不要。私はとらなかった。
関連記事:
▶︎日本の運転免許証をカナダの運転免許証に書き換える方法 - 1ヶ月前:納税管理人の設定
- 1ヶ月前:会社から源泉徴収票をもらって、納税管理人に渡しておく
- 3週間前:飛行機預け荷物4個のうち3個を空港へ輸送
実際は、3週間と数日あったけど、電話したら対応可能で本当に助かった
▶︎空港宅配・手荷物宅配・ホテル宅配のケイティーシー・ロジ・QLライナー - 3週間前:アパート引き払って、実家へ。
それぞれの市役所へ転出届・転入届。その際、戸籍謄本・住民票を取得。(必須ではない、何か今後役にたつかもしれないから。) - 2週間前:海外転出届・マイナンバーカードの返却・住民票の除去
- 2週間前:薬(パブロン、アレグラ)、向こうで買えなそうな調味料など、必要最低限のものを買いに行く。
(スーツケースが所持品でパンパンでほぼ何も買ってない) - 2日前:iPhoneのSIMロックの解除・ケータイの解約
- 2日前:スイカ・パスモの解約・デポジットの返金受け取り
- 当日:空港
・3週間前にQLライナーで預けていたスーツケース3つの荷物引き取り&支払い。荷物3つで6480円。3週間も預かってくれて安すぎてびっくり。
・残った現金を、入金。
STEP5 : 入国・移住(PRカードの受け取りから5年以内にカナダ国内に2年住む)
*今ここ(2018年6月23日)
入国してからすぐにやったほうが良いことはいくつかある。
- SINナンバーの発行(日本のマイナンバーみたいなもの)
- 国民保険・BCID(B.C. Identification Cards)の登録申請
- 銀行開設(TFSAの開始)
- 運転免許書の翻訳と書き換え
関連記事:
▶︎日本の運転免許証をカナダの運転免許証に書き換える方法 -
英語の勉強を無料で受けたい人はLINCプログラムの申請
関連記事:
▶︎Language Instruction for Newcomers to Canada (LINC) の授業を受けるまでの手順 - 図書館の会員カードの作成
関連記事:
▶︎図書館で無料の英語レッスンが受けられる@カナダ - ケータイ電話を使えるようにするためにSIM契約
- COMPASS CARDの発行
(日本のパスモ・スイカのようなもの)
(詳しくあとで追加しようと思う)
-
カナダで使えるキャッシュバックアプリ。
カナダで食料・生活用品買うならダウンロードしておくとお得。
▶︎普段の買い物からキャッシュバックがもらえる節約アプリcheckout51 - 2018年6月:とりあえず今の私のステータスは、入国したところ。
これから今の永住権を、更新するためにはPRカードの受け取りから5年以内に2年カナダに滞在することが条件。
これをクリアすれば、次の更新では一旦他の国に行ったりしても、カナダの永住権を持っていられるみたい。
予算参考:申請にかかった総額 : 約130~150万円
これが書き出した申請費用の総額費用だった。
計算したことなかったからやって見たけど、この数字だけ見たら驚くな。
でも40万円(仮)住民税なので、カナダ移住申請費用総額は90~110万円くらい。
(手続きの最後の方に、1人100ドルを納めた気がするけど、メモが見当たらない、、。)
ここに加えて別途、申請に行くための交通費、出国前に遊んだり、挨拶に行ったりする雑費の支払いもある。
入国してからは滞在費用、生活必需品・食料(最初2週間で250ドル払った)、PC購入、などが入って来る。
申請にかかった総額の内訳
STEP1: 申請・プロフィールの作成(合計:約75,000円)
- IELTS受験料:1人25,380円(税込)× 2 = 50,760円
- DMM英会話:毎日2レッスン1日50分で月9,980円(税込)(1レッスン161円、破格)
-
IELTS実践トレーニング CD2枚付 2700円
- Proof of Education (大学の卒業証明、成績表の発行)発行、送料、海外送料など色々含めて10000円くらい?
STEP2 : ITA(Invitation to Apply)がきてからPRカードの受け取りまで(合計:約270,000円)
- Online Application:無料
- Birth certificate(出生証明書)の取得 : 海外郵送とかもしたし3000円くらい
- 2017年2月初旬:住民票の獲得 :400円
- Medical exam(健康診断):2人で 62,720円
- 取引推移表と、bank statementの獲得:全部で11,000円
- 無犯罪証明書(Criminal Record)の取得:無料
- 彼のパスポートの更新:送料込みで2万円くらい
- Proof of Relationship (関係性の証明)
① アパートの契約書の入居者情報の翻訳:505ドル(46,000円くらい)
② 公証人による交際証明書の作成:16,000円 - Employment Letters:無料
・Resignation certificate (辞表)
・Cretificate of Employment (雇用証明書) - 渡米履歴とパスポートのスキャンの提出:スキャンで3000円くらい使ったと思う
- 16歳から今まで住んでいた場所の住所提出:無料
- Digital Photo / デジタル写真の取得:2人で4000円くらい?
-
Letter of Explanation:無料
-
Application for Residence: 2人で約10万円
STEP3:手紙が来てからカナダに一時入国・PRカードの受け取りまで(合計:約244,000円)
- 2017年9月:Confirmation of Permanent Residency Letterが届く。:無料
- 2017年9月中旬:早速カナダの往復チケット購入 : 2人で24万円
+海外保険4000円くらい?
- 2017年10月初旬:カナダに3泊5日?:宿があるので無料
- 2017年12月前半:カナダ在住のお兄さん家にPRカードの入った封筒が届く。2017年12月:PRカードの受け取り:手渡しなので無料
STEP4 : 出国準備(合計:約 650,000円)
- 日本の口座から海外送金 : ここの費用はコスト除外
- チケット購入(片道チケットにした):2人で11万くらい
- 3ヶ月分の保険の購入:1人 15,849円 2人で約3.1万円
- アパート解約申請の申し出(火災保険の解約):これはちょっと返金された
- 1~3ヶ月前:荷物の整理・販売・処理・輸送・パッキング
(荷物の輸送は、郵便局の船便を使用):4箱送って4万円 - 1~2ヶ月前:歯科検診:2人で約5000円
- 1~2ヶ月前:かかりつけの病院(皮膚科・内科・婦人科)へ、薬と診断証明(英文)をもらいにいく。:6ヶ月分の薬もらったから4万円くらい?
- 1〜2ヶ月前:年金のことは税務署へ相談、住民税については市役所に相談:住民税が月給額面くらい....×2人
仕事を4月にやめてしまったので、住民税丸1年分。( 2人で40万と仮定) - 1ヶ月前:電気・ガス・水道・インターネットの解約、郵便局に転送届(普通の引越しと一緒):適当に15000としておく。
- 1ヶ月前:銀行・クレジットカード類の住所変更:無料
- 1ヶ月前:納税管理人の設定:無料
- 1ヶ月前:会社から源泉徴収票をもらって、納税管理人に渡しておく
- 3週間前:飛行機預け荷物4個のうち3個を空港へ輸送:6480円
▶︎空港宅配・手荷物宅配・ホテル宅配のケイティーシー・ロジ・QLライナー - 3週間前:アパート引き払って、実家へ。:1万円
それぞれの市役所へ転出届・転入届。その際、戸籍謄本・住民票を取得。(必須ではない、何か今後役にたつかもしれないから。):1600円くらい - 2週間前:海外転出届・マイナンバーカードの返却・住民票の除去:無料
- 2週間前:薬(パブロン、アレグラ)、向こうで買えなそうな調味料など、必要最低限のものを買いに行く。:3000円くらい
- (スーツケースが所持品でパンパンでほぼ何も買ってない)
- 2日前:iPhoneのSIMロックの解除・ケータイの解約:無料
- 2日前:スイカ・パスモの解約・デポジットの返金受け取り:+500円
STEP5 : 入国 (合計:約37,000円)
- SINナンバーの発行 : 無料
- 国民保険・BCID(B.C. Identification Cards)の登録申請:70ドル
- 銀行開設(TFSAの開始):無料
- 運転免許書の翻訳と書き換え:郵送11ドル、翻訳63ドル、書き換え31ドル
- 英語の勉強を無料で受けたい人はLINCプログラムの申請:無料
- 電話、ケータイを使えるようにするためにSIM契約:初期SIM購入代10~50ドル(会社によって結構異なる。Freedom mobile 10ドル、KOODO mobile40ドルだった)
- 携帯初月料金2人で 150ドル (初月は月の間と、翌月1ヶ月分&割引適応外などで高くなる。来月からは、2人で80ドルの予定)
- COMPASS CARDの発行:26ドル×2(6ドルはデポジット)
その他ノート(時系列無視)
- 書類多すぎて、電話相談できるところもなくて、焦ることも多い。でも1個1個潰して行き、よく確認し、進んで行くのみ。
- 下記に書くような節約ポイントがいくつかあるけど、考え過ぎても結局時間が過ぎて行くから好きなタイミングで進めていく。とりあえずある時間の中でベストを尽くす。
- 申請内容・集める書類1個1個の、名前・国名の表記とか間違いがないかもらったその場で絶対に確認したほうがいい。
実際に、Medical exam(健康診断)のInformation sheet で彼の国名の表記が間違っていて、郵送で作成直ししてもらった。
- 将来海外移住を考えている人は、期限切れのパスポートとか、契約書とか、大学の卒業証明とか(取り寄せできるけど面倒)とにかく色々自分を説明・証明できそうな書類は一通り箱にでも入れてとっておいたほうが便利かも。
- ITA(Invitation to Apply)の申請が終わって、Confirmation of Permanent Residency Letterを受け取った後カナダに一時的に行く「STEP3 : 手紙が来てからカナダに一時入国 ( 2017年10月初旬 )」
この時に、平日滞在できるなら「SINナンバーの発行」と「国民保険の加入の申し込み」をしにいけたら次の入国からすぐに国民保険が使えたはず、、と思っている。(PRカードはまだないけど、Confimation letterを提出すれば申請できそうだが調べてない・やってないので予想でしかない)私は月曜日に滞在していたけど、ちょうどカナダも何かの国民の休日だった。
国民保険の開始は、申請から3ヶ月後の受け取りだから、これできてたら2018年5月に入国するときのプライベート保険料(数万)を節約できたかも。
- 住民税をなるべく抑えたいなら、日本からの出国を12月に近ずけるほど抑えられる。
1月1日に籍がある場所で、よく年6月〜5月の住民税が、前年の年収に応じて発生する。
私と彼はこれを知らなかったので、丸1年分の住民税の請求が来る予定。(市役所に相談しに行ったところ、免除はなし、分割払い相談可能、おそらく1ヶ月ちょい分の額面を請求される。かなりき痛い額。)
- Language Instruction for Newcomers to Canada (LINC)のプログラムで
英語の授業をすぐ受けたい人は、6月~8月の移住を避けたほうがいいのかも(まだよくわかってない)
6月末〜8月いっぱいまでLINCプログラムは夏休みと言われた。
カナダ(BC州)では、6〜8月が一年で唯一雨があまり降らず、日照時間が長いから働いてる場合じゃないのは納得。Learn English | Programs & Services | Immigrant Services Society of BC (ISSofBC)
- 日本の荷物の整理は、早め早めにやったほうが絶対吉。
引越しと、移住は全く違う。(予算無視で全部送るなら別だけど)
送れる物の数、送り先のスペースの制限、輸送にかけられる予算の制限などがあるから、ほとんどの物を捨てることになると思う。
日用品ってこんなに集めたらあるんだ、、って驚いた。
いろんなブログの方が、『移住3ヶ月前からは絶対本気出したほうがいい』と書いてあったけど、実際はやる気がでなく引っ越す1週間前に全部おわした。
メルカリとかジモティーとか使って譲ったり売ったり、後自分で使い切ったりするのが良い。(3ヶ月前からストック使い切ろうと思っても、私は使い切れないほど持っていた、、、)
※本記事の内容には、抜け・制度の変更・記憶の間違いがある可能性もあります。ご申請の際にはご自身で公式の情報をお確かめ下さい。
追記:
- 移住後約3ヶ月:アパートの契約
▶︎カナダBC州アパートと東京賃貸比較。初期費用比較は8割減 -
- PRカード持ってると、お得に受けられるサービス
1CAD = 84.8円 ( June 11, 2018)
1CAD = 82.7円( June 24, 2018)
1CAD = 85.2円( August 9, 2018)